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2025年5月の記事一覧

全校詩の授業6月の詩紹介

 5月27日(火)は、全校詩の授業の日でした。6月の詩は、金子みすゞさんの「ふしぎ」でした。音読後に、まずは、分からないことを出し合い、意味を確認しました。低学年から出た「かいこ、くわ、夕顔」などへの質問は、高学年が低学年のイメージが膨らむように丁寧に答えていました。

 次に、思ったこと、感じたこと、不思議に思ったことについて話し合いました。子どもからは、「1連から4連のはじめの行はすべて『わたしはふしぎでたまらない』と繰り返されているので、題名は「ふしぎ」かもしれない。」「倒置法が使われていて、『わたしはふしぎでたまらない』を強調している。」など表現技法に関する発言が出ました。また、低学年の子どもからは、自分がふだん思っているふしぎなことが出ました。「なぜたけのこには毛がはえているのか」「宇宙に地球があるのはなぜなのか」など、身の回りのふしぎを出し合うことで、この詩への共感がうまれました。

 最後に、作者が私たちに伝えたいことは何かについて考えました。子どもからは、「あたりまえだと簡単に言わないでもっと考えた方がいいよ」「ふしぎなことは自分でとことん考えたほうがいいよ」など、詩に込められた願いを想像しました。子どもたちにも、学習や日常生活の中で感じた「ふしぎ」を大切にしてほしいと思いました。