令和4年度

人権教育講演会

 11月30日(水)野球解説者の金村義明さんをお招きして、人権教育講演会を開催しました。

 「我が野球人生 七転び八起き 果報は動いて掴む!」と題して、子ども時代から、報徳学園時代、近鉄バッファローズ入団後のプロ野球での日々、そして、引退してから今日にいたるまでの人生を、熱く語ってくださいました。

 在日韓国人2世の両親の苦労、3倍の努力で自分の思う道に進めと後押ししてくれた母親への思い、「井の中の蛙」であったことを思い知った高校時代、プロ野球での厳しい経験、そして、仕事がなかった引退後の日々・・・大活躍されてきた金村さんですが、表には見えない多くのつらい、しんどい経験があり、それを努力で乗り越えてこられたからこそ、数々の活躍があるのだということがよく分かりました。

 「人よりも3倍の努力を」「よくないことの後には、必ずいいことがある」「頑張ったら幸せが来る。頑張っていると誰かが見てくれている」・・・道を切り拓いてこられた方からの言葉には重みがあり、「がんばろう!」と元気と勇気をもらいました。

 ○今回、金村さんの話を聞いて、母に影響されたというお話が多く出てきました。その中に、「他人の3倍努力しろ」という言葉があります。金村さんは、この言葉に今までずっと背中を押され続けられているんだと思います。この言葉があるからできた、あきらめなかったという話を聞いて、すごく勇気をもらいました。私は勉強などは毎回ふんばりがききませんが、一度やってみようと思います。たくさんの人に支えられ、自分も努力をするということを繰り返し、時につまずいたりもしながら、今の金村さんがいると思いました。目の前に苦しいことがあると立ち止まってしまいます。しかし、その先にある楽しいことを信じて、いつも前向きにいられるようにしたいです。(2年生徒)